全国3位の人口を誇る大阪府は、経済・行政・芸能など多くの面で西日本を牽引する大都市です。
中心部には大型の商業ビルが立ち並ぶ一方、古来より日本の政治の中枢を担ってきたことから、歴史的建造物も多く残されています。

有名な観光スポットや繁華街の多くは、中心部である大阪市内に集中しています。
また、北部と南部で大きく文化が異なる点も大阪府の特徴です。

今回は大阪府のエリアごとの特色や交通事情をご紹介しつつ、
大阪府のマンスリーマンションの特徴などをお伝えしていきます。

大阪府の各エリアの特色

大阪府は、北部は京都府や兵庫県、南東部は奈良県、南部は和歌山県に接しており、
それぞれの地域と文化的に交流を重ねてきたことから、エリアによって方言や食文化に違いがあります。
また、中心部に位置する大阪市は大きく「キタ」と「ミナミ」の2つエリアに分けることができ、やはりそれぞれの特色を持っています。

・北部エリア

大阪空港がある北部エリアは、集合住宅や一戸建てが並ぶニュータウンを複数有し、高級住宅街として知られています。
自然が豊かで閑静な雰囲気があり、ファミリー層に特に人気があります。

・南部エリア

下町情緒を感じさせる庶民的な雰囲気が特徴のエリアです。
毎年9月から10月には「だんじり祭り」が行われます。
重さ数トンにも及ぶ山車が街中を勢いよく走っていく光景を見るため、全国から観光客が訪れます。

・大阪市キタエリア

梅田地区を中心とするキタエリアは、最先端の商業ビルなどが立ち並び、トレンドの中心地として栄える繁華街です。
菅原道真公を祀った神社、大阪天満宮（おおさかてんまんぐう）もキタエリアにあります。北新地や堂島、中之島、西天満などが属しています。

・大阪市ミナミエリア

心斎橋や難波を中心とするミナミエリアは、グリコの看板や食い倒れ人形など色彩鮮やかな装飾が目を引く繁華街です。
「粉もん」で有名な大阪の食文化をはじめ、大阪らしさを最も満喫することができるエリアと言えます。道頓堀や日本橋などが属しています。

大阪府の交通事情

大阪府は電車やバスなどの公共交通網が非常に発達しており、特に大阪市内は複数の路線が縦横無尽に張り巡らされています。
市内の中心部に行くほど地下鉄、JR、私鉄の駅が密集しており、駅と駅の間隔も狭いため、
市内であればどこにいても徒歩数分で駅にたどり着くことができます。
大阪市内の移動であれば、電車が主な交通手段となる場合が多いでしょう。

車で大阪市内を移動する場合、ほとんどの区をまたがっている阪神高速環状線の利用が便利です。
市内には駐車場も多くありますが、週末や祝日などは満車となることも多いので注意しましょう。
また大阪市内は一方通行の道路が非常に多く、特にキタとミナミを繋ぐ主要な道路は8車線の一方通行となっています。
多車線の運転に慣れていない場合、車での移動は難しく感じるかもしれません。

遠方への移動手段は、東海道新幹線と山陽新幹線の2つの新幹線と、大阪空港（伊丹空港）と関西空港の2つの空港があります。
関西空港は国際空港であり、西日本とアジア各国やヨーロッパを繋いでいます。
西日本を中心とした他県や、海外へ移動することが多い場合の拠点としても、大阪府は適しています。

大阪のマンスリーマンションの特徴

大阪府のマンスリーマンションは、ビジネス利用を想定したものが多いため、大阪市内に集中しています。
賃料は、単身者向けのマンスリーマンションで月10万円～14万円が相場です。
全国的に見るとやや高めの水準ですが、大都市圏に限って見ると標準的な価格帯であると言えます。

大阪市内以外でマンスリーマンションを探す場合、北部より南部の方が賃料相場は安い傾向にあります。
商業的に賑わいを見せる大阪市内を離れても、商店街や暮らしに便利な商業施設などが多くあるため、生活しやすい地域が多いです。
目的地へのアクセスのしやすさや街の雰囲気などをよく見極めて物件を選ぶと良いでしょう。